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宇佐美の日常や妄想小ネタをお知らせする場所・・・・でしたが、非常に不定期更新です。サイトの更新自体は更新履歴を見た方が早いです。
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何も考えずに書くと進むんだけどなあ。
おげんこうはすすまず 新刊でるのかな でないかもしれないな。なんか自分で読んでて面白いと思えなくて。長く書いてるからかもしれないが。


息抜きに 下のネタのさらに続き
HBMのチャラメン




文化祭を数日後に控えた日の放課後。
月読高校にて。


劇の練習を終え、疲労でフラフラしながら下駄箱に向かっているとメンマの姿が見えたので、チャラスケは途端に元気になって駆け寄った。
「あっメンマァ!一緒に帰ろうぜ」
「いいけど……」
「やった!メンマこんな時間まで何やってたんだ?ハッもしかしてオレのこと待ってたり?」
メンマの肩を抱いて微笑むチャラスケの手を、メンマはうっとうしそうに振り払った。
「違う。ちょっとクラスでの話し合いが長引いただけだ」
「メンマは接客すんの?」
「当番制だから一応な」
「メイドと執事喫茶だっけ?見たいなあ」
「服を着るのは見目がいい数人だけだ」
「メンマも美形じゃん」
「はぁ?何言ってんだ?」
「あー……もうちょっと愛想あったらな。いや、でもメンマが愛想あるとモテて困るのはオレだし」

二人ならんで歩いていると、後ろから女子が追いかけてきて、チャラスケを呼んだ。

「う、団扇君!」
「ん、何?」
「あ、あの、あのあの……」
見るからに平凡な、どちらかというとチャラスケに声をかけるにしては地味なタイプだなとメンマが思っていると、チャラスケはメンマに「クラスの女子だよ。ちょっとだけ待ってて」と断って女子の前に進み出た。
「あ、さっきのことか?せっかくいい脚本書いてくれたのに色々口出してごめんな」
「そんなこと!わ、私………嬉しくて……団扇君が私の言いたいこと全部言ってくれて!それで……あ、ありがとう」
「そうなんだ?よかったー。お前が一番の功労者だもんな。他にも希望があったらオレに直接伝えてくれたらいいから。オレはいつでもお前の味方だ」
「団扇くぅん……!」
「サスケでいいって。また明日な」
「うん!また明日ね」
笑顔で手を振るチャラスケに、女子も笑顔で手を振り返した。
そうしてチャラスケはメンマの元に戻ってきた。

「お待たせメンマ」
「あぁ……」
「今の子?劇の脚本書いてくれた子なんだけど、演出担当の子ともめてさー。けどいい脚本なんだよ。だから主役のオレが、双方の言い分聞いて組み合わせた上で、これでやりたいにゃん♪って言ってねだったらどうにか収まってさ。で、その脚本っていうのは…………あーでもメンマ見に来るよな?だったら内緒の方がいいかなー?どうしようかなー?」

「…………あんま、無理すんなよ?」
「え、やだなぁ。無理なんかしてねーって」
「お前は確かにまとめんの上手いし、演技も上手いだろうけど、仲介ばっかはストレス溜まるだろ。声かれてんじゃねーか」
「…………」
「珍しく図星かよ」
「あー……うん。女子の争いって怖いのな。劇を成功させたいっていう気持ちは同じだけど、過程で色々と、な」
「話ぐらいだったら聞いてやってもいい」
「えー、オレの唇は愚痴を吐くよりメンマとチューを熱望してるんだけど」
「家帰ったらな」
「ウソッ!マジ!メンマァ!愛してる!」
「ここでくっつくな!」


 

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