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宇佐美の日常や妄想小ネタをお知らせする場所・・・・でしたが、非常に不定期更新です。サイトの更新自体は更新履歴を見た方が早いです。
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昨日ちょっと原稿進んだけど・・・。
うーむ・・。書いてるうちに考えこみすぎてしまうんだな。ぐるじぃ
ホントに出るのかよ新刊・・・・。



下の記事のつづき HBMのナルトとメンマの苗字って 渦巻にするか波風にするかどっちにしてたか忘れた;;; ひとまず 渦巻にしておこう。
つじつまあわせるのが面倒だ。 だがこの話書いてて楽しい。







メンマが舞台に立つことになることになった数十分前のこと。
2-7 メンマの教室にて。

「え~~~っなんでメンマ制服に普通のエプロンなんだってばよ?」
メンマのクラスはメイド&執事喫茶な為、ナルトはメンマの執事姿の写真を撮ろうと思い、ワクワクしながら教室を訪ねたのだが、メンマはごく普通のエプロンをつけての立っていて、ナルトはがっかりした。
お店こと教室の中を覗けばメンマ以外のほとんどの人間はメイド服あるいは執事服の着ているというのに。
「衣装はレンタルだから数が限られてんだよ。それにオレは雑用。お前一人か?サスケとははぐれたのか?」
「何か用事があるみたいで、昼から合流するんだってばよ。つーかメンマいつ店番終わんの?チャラスケの劇もう始まるぜ?」
「オレは今引き継いで交代するところで、これから店番だ。オレは行けないからお前一人で行けよ」
「えええ~~~そんなの聞いてねーってばよ。ヤダヤダ。メンマも一緒に見に行こうよ。雑用ならいなくてもいいじゃん」
「そういう奴らが多いから、オレの時間が長いんだ」
チャラスケの劇は前評判がかなり良く、劇の時間と被るこの時間の当番を決める時はかなり揉めた。よってメンマ含め今いる店員はほとんど男子だ。
女子が少ないのもあって、客があまり入らず店自体は今暇だが。
「え、メンマもしかして無理矢理交代させられてんの?」
「違う。違うけど…………そもそもオレ人が多いとこ苦手だし。最初から行く気なんかなかった」
「う~~~わかった。チャラスケ絶対後で拗ねるぞ。オレいっぱい写真とってくる」
「多分撮影禁止だと思うぞ」
「上演中はダメだけど、最後のカーテンコールの時は写真撮影OKだって聞いたってばよ」
「…………ま、楽しんでこいよ。戻ったら茶でもおごってやるよ」
「オムライス頼むから、メンマにケチャップでハート描いて欲しいな♪」
「んな家でいくらでもしてやる。つか給仕じゃねぇって」

ナルトを送り出して、メンマは改めてクラスの男子と打ち合わせに戻った。
メンマはナルトには雑用と言ったが実際は総責任者でもあった。
自分から立候補したわけではないが、あれこれしきっているといつの間にかそうなっていた。
劇が終わる前後が昼時なので忙しさがピークを迎えるだろうと予想できる。責任感が強いメンマは抜けることができなかった。


チャラスケの劇に興味がないわけでもなかったが、どうせ女共の間で話題がもちきりになっていかずとも全部わかりそうだ。写真もバカみたいに流れそうだしな。

「渦巻、今のって双子の兄弟?だよな?お前兄弟いたんだ」
「あぁ」
クラスメイトの男子が話しかけてきたがメンマは、チラリと見ただけで交代時間やレシピなど手順が書いた紙を見て確認していた。
「へぇー、お前家じゃ結構喋る方?」
「まぁ」
会話上手ではないメンマに、クラスメイトは困惑したが、ん~っとちょっと唸った後再度メンマに話しかけた。
「…………あのさ、劇行きたいんだったらいいぜ?渦巻前日まで色々やってくれたしさ。お前がつくったしおり見ればある程度オレらでまわせると思うし」
「今の時間はな。混み合ってから不安………」
メンマがそう言いかけた時ナルトがすごい勢いで廊下かけ戻ってきた。

「メンマメンマァ~~~ちょっとだけ来て来て?」
「なんだよ?」
「あっちのクラスで腕相撲大会してる!買ったらその店にあるお菓子全種類食えるってさ!」
「は?お前やれよ」
「負けちった。てへっ。欲が絡むと力出ないんだってばよ」
「お前が無理ならオレだって」
「ブラコンパワーで弟の仇を取ってくれってばよ。お兄ちゃん!」
「だからオレは店番だって」
腕を掴んでぐいぐいと引っ張っていくナルトに怒ろうとすると、クラスメイトの男子にポンと肩を叩かれた。
「いいよ渦巻。ちょっとだろ。行って来いって」
「いやオレは……」
「2-4だからすぐそこだってばよ!」
「……悪い。すぐ戻るな」


腕相撲で力比べをしているのは、学校内でも有名な柔道部の男子だった。
あまりにも強いようで、勝たなくても1分耐えたら勝ちでよいとルール変更になっていた。
「お、もっかいやるか?けどお前もっかいやっても1分ももつか?」
「ふふ、今度はオレのお兄ちゃんが勝負するってばよ!負けんなよメンマ」
不敵に笑う相手にナルトもニヤリと笑った。
「お兄ちゃんて、双子かよ。体格もお前と同じでひょろいじゃんか」
その一言にメンマはカチンとなり、力のスイッチが入った。
「テメーだってそう変わらねーだろ………!」
「へぇ?お兄ちゃんは自信あるんだ?」
メンマは自分のことはともかく、ナルトをバカにされると異常に腹が立つブラコンだった。
腕は確かに筋肉で太そうだったが、背丈や体格自体は自分と大きさは格段に違うわけではなかったのでメンマは絶対に勝つつもりで挑んだ。

そして1分どころか数秒でKOした。

「やった―!メンマ大好きぃ!」
「う、嘘だろ………!もっかい勝負しやがれ!」
「じゃあ次は左だ。勝ったら菓子も倍よこせよ」

左手の場合きき手ではないので、力加減ができず右手より長引いたがそれもメンマが勝った。
勝利したものの……相手の手を倒す際、台であった机ごと倒してしまい相手を転ばせてしまった。
「オイ、大丈夫か?」
「お前…………左のが力強いじゃねーか。ちょっと捻った」
「悪い。保健室行くなら付き添うぜ」
「手だけだから平気…………あっ!」
「どうした?」
「……………………あーいや、オレ、この後人を投げなきゃなんねーこと思い出して、やべぇ」
「柔道部の出し物か?」
「いや劇の助っ人なんだけど」
「は?」
劇ってまさか、チャラスケのクラスの劇じゃないよな?
と思ったが、まさにそれだった。


このあとすぐチャラスケのクラスの女子が、この男子を迎えに来た。
事情を説明したら、そいつはめちゃくちゃ女子に怒られてて、メンマはそれを見ていたたまれなかった。
「でもさー助っ人なら代わり探せばいいんじゃね?」
「衣装だって彼のサイズに合わせて作ってるの!!」
「ふーん。じゃあメンマ代役すれば?チャラスケのことだって投げ飛ばし慣れてるじゃん」
「「「えっ」」」
ナルトの提案にメンマを含むその場に居た人間が声をあげた。
「だってほら、身長はコイツとメンマ同じだってばよ?助っ人なら誰だっていいじゃん」
「お、オレは店番が………」
「そんなのオレが代わっておくって」
「お前は他校せ……」
他校生が代行なんてダメだとメンマは言いかけたが、パッとナルトに口を手で覆われてしまった。
「いーじゃんいーじゃん。負傷したのはメンマにも責任あるしさ。な?決定決定。それにさ………」
ナルトがささっと女子の前に一歩前に出て顔を近づけると、手を握って微笑んだ。

「チャラ……いやあの団扇君が美女なら、王子も美男がいいと思わねえ?うちのメンマと彼、どっちがキラキラしてる?な?うちのメンマは金髪碧眼のまさしく王子だと思わねぇ?」
「え………あ………」
「メンマは部活はやってねぇけど、小さい頃から近所の道場に通ってんだ。武芸慣れてるし。美形だし、絵になるってばよ。メンマが王子衣装着てる姿想像してみて?カッコいいだろ」
「そう…………かも」
ポーッと女子の顔が赤くなって、さっきの剣幕はどこへ行ったやら。

ナルトの説得によってメンマは女子にチャラスケのクラスである隣の教室へと引っ張り込まれ、衣装に着替えさせられ、簡単な手順を確認された後、劇が行われている体育館の舞台裏へと連れて行かれた。



本来助っ人する予定だった柔道部の男子は、呆然とそれを見送り、残されたナルトにぽつりと話しかけた。
「さっきのお前、一瞬団扇に見えたんだけど、お前何者?」
「幼馴染なんだってばよ。チャラスケ仕込みの秘儀!タラシの術だってばよ!」



>>>ということだったのです。
あと2回ぐらいで終わるといいな。

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