親子丼というか、
サスナル+あの子を書いてみた。
わりとクズスケ?
そして私が書くサスケはいつもフカフカ赤じゅうたんの上だ。わかるな?
とてもご都合主義だ。
>ナルトが結婚して子供ができようが、ナルトはオレの物。
>ついでに小さいナルトもオレのものだ。というサスケ。
>サラダは春野サラダでうちはサラダではない。
父ちゃんは里の人全てが家族だという。
実際父ちゃんは、里の人皆を愛していて、愛されている。
オレだけの父ちゃんでいれない時もあるというのはわかっている。
でも家に帰ったらオレの父ちゃんだ。
父ちゃんはオレもヒマワリも母ちゃんのことも大好きだし、やっぱりオレ達家族が一番で特別なんだって思ってた。
あの時までは。
「ごめん。行ってくる」
家に居ても補佐官のシカマルさんや使者の人が迎えに来たり、あるいは伝令鳥が知らせにきたりで、火影マントを羽織って出かける時はよくある。
大した用件でなければ、影分身を行かせたり置いて行ったりする。
なのにこの時は、マントも羽織らずそのままですぐ出て行ってしまった。
「父ちゃん待ってよ。どこ行くの?」
違和感を覚えて追いかけて、玄関から外に出る所で父ちゃんの服を掴んで捕まえたら、父ちゃんはちょっと困った顔をして「友達に会いに行くんだってばよ」と笑った。
「そんなのさっきまで言ってなかったじゃん。里になんかあったの?」
「や!そういうわけじゃねーってばよ。本当に。大事な友達なんだ。アイツが近くに来たらわかるからさ」
父ちゃんが優秀な感知タイプでもあるということは知っている。でもなんでそんなに急いで、しかも嬉しそうなのか。
「じゃあ家で待ってればいいじゃん」
「…………あんまり里の中、つうか騒がしい所が好きじゃない奴なんだ。ごめんなボルト。影分身出すか?」
「いらねぇ。その友達って…………まさか女じゃねーだろな?」
「ぶはっ、違う違う男。母さんも知ってる奴だってばよ」
父ちゃんの言い方からは嘘をついているようには見えない。
でもなんだか嫌な感じがする
「行かねーでくれってばさ……」
「やっぱ影分身を」
「違う!なんかわかんねーけど行ってほしくねーんだよ!」
父ちゃんはオレの手をそっと外すと、向かい合って膝をつき視線を合わせてくれた。
「ボルト。今度お前にも会わせるから勘弁してくれ。な?」
「…………わかった」
頭を撫でられて、渋々承諾すると父ちゃんは「行ってきまーす!」と飛び出して瞬身の術で消えてしまった。
なんだか寂しい。
大事な友達…………?
父ちゃんは里の人全てが家族だと言っていた。
シカマルさんやサクラさんだって大事な人だろうけど、そんな言い方をしたことはなかった気がする。
やっぱり気になる。
里の中が好きじゃない相手ってことは、里の外で会うんだろうか?
でも近くにきているのがわかったってことは里からそう離れた所じゃないんじゃ?
もしくは人気の少ない静かな場所……。
少し考えてピンときた。
元うちは集落だ!
あそこは昔大虐殺が行われた場所で、幽霊も出るという噂で住宅はもちろん会社のビルも建てられず、主に里の忍術の巻物や文化財などの倉庫や資料館などが集まっていて、管轄する人間以外立ち入り禁止になっている。
一度肝試しで行ったことがあるがすぐ管理人に見つかってしまった。
もし、父ちゃんがあそこに行ったなら……いやきっと居る。何故かそんな感じがした。
あえて堂々と行ってやろうと、父ちゃんに変化して出入り門から足を踏み入れた。
「あれ?7代目、さっきも来ませんでした?」
「さっきのは影分身だってばさ…よ。急いでたんで先行させたんだ」
「そうでしたか。ゆっくりなさってください」
管理人に咎められたが、あっさり通して貰えた。
やっぱり父ちゃんはここにいるんだ。
元うちは集落は奥に行けば行くほど、暗くて寒々しい雰囲気がする。
怖い……。
皆と来た時は平気だったのにな……。
いのじんとか元から幽霊みたいな顔色だし、暗いとチョウチョウの肌はますます黒く見えて………。
必死で楽しかったことを思い出して足を進めていると、少し離れた曲がり角からチラリと金色頭らしきものが見えた。
父ちゃんだ!
心細かった気持ちが晴れて、嬉しくなり駈けて行って曲がり角を曲がったら、
父ちゃんが、男に抱きしめられてキスしてた。
父ちゃんも相手の背中にしがみつき、嬉しそうな顔で微笑んでは何度か口づけを繰り返していた。
頭の中が真っ白になった。
オレの嫌な予感は当たっていた。
やっぱり行かせなければよかった。
どういうことか全然わかんない。
フラフラとしながらもその場を後にして、家に帰って布団をかぶった。
買い物に出かけていた母ちゃんとヒマワリが帰ってきて、何度か声をかけてくれたけど、二人の顔をまともに顔を見ることができずご飯も食べずにもぐったまま過ごした。
腹は減るし泣きそうになっていると、枕元にヒマワリがおにぎりを持ってきてくれた。ヒマワリが手作りしてくれたおにぎりが塩がかかりすぎてていて、2重の意味で泣いた。
翌朝、父ちゃんはもう出勤していていなくて、母さんとヒマワリだけだった。
何度か母さんに言おうと思ったけど、やっぱり言えなくて、黙々と朝食を食べてアカデミーに向かった。
アカデミーでも悶々と昨日のことを考えてしまい、友達とろくに会話ができなかったけど、とても相談できることではないので、腹が痛いということでごまかした。
いつもは長すぎて早く終われと思っていたアカデミーの授業がやけに早く感じて気づくと終わっていた。
放課後になってもなかなか席を立つ気になれずにボーっとしていると、教室には油女先生とオレだけになっていた。
油女先生は黒板に書いたチョークの文字を消して綺麗にした後、オレに話しかけてきた。
「どうしたボルト。もう授業は終わったぞ。いつもなら一目散で教室を出て行くのに。お前が元気ないと教室も静かだが、それはそれでよくない何故なら…」
「油女先生には言ってもわかんねーってばさ」
「そんなことはない。何故なら」
「せんせー…………男友達でキスすることってあんの?」
「…………」
「ほらつまった。オレだっておかしいってことはわかってるんだってばさ」
「いや…………オレはいつかこんな日がくるのではないかと思っていた。何故なら…」
「…………」
「もう突っ込まないのか」
「聞きたいから」
「何故ならお前はナルトの息子だからだ。ナルトは愛情深い。だからその息子であるお前が同級生の男子に対してそんな風に思った所で驚きではない。シカダイかいのじんか、それとも別の……」
「オレじゃねーよ!!!」
>>>バイト行ってきます。続きは夜か明日に。
[6回]
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