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宇佐美の日常や妄想小ネタをお知らせする場所・・・・でしたが、非常に不定期更新です。サイトの更新自体は更新履歴を見た方が早いです。
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重苦しく続くこの関係で 悲しい程 変わらない心
愛してるのに 離れがたいのに 僕が言わなきゃ

2つ前の記事で言った最愛(K○H+さんの曲)がサスケ←ナルトなら
just be friends(ボカロ曲)はサスケ→ナルトだと思う。

で、最愛をイメージして書いたけど、オチが決まらないので、
もう出してしまえと
お別れネタ。、別れさせたくないんだが・・・オチが思いつかないよ。
いや思いついてはいるんだけど・・ううん・・・


 続きからSS↓

 

【heart rainy】


 俺の人生はこれまでも、これから先もきっとお前を思って生きていく。
 


「1度しか言わないから、よく聞けよ」

 1度しか言わないと言って、本当に1度きりだったけど、その長い告白を俺はよく覚えいる。
 その前置きの言葉からして、なんてケチなんだと思った。
 彼がそう言う時こそ大抵長かったから。

「復讐さえ果たせば、こんな命いらないと思っていた。イタチの真実を知る前も、知った後も…………ただその間お前と、第7班と共に過ごした時期だけは違っていた」

 後の方になるほど、少し彼の顔が穏やかになった気がした。
 その表情の変化を見逃してたまるかと、じっと彼の顔を見つめたら、照れたのか彼は少し横髪をかき上げた。

「…お前ら過ごすことは、最初はなんて面倒くさいんだと思った。チームだから完全無視することもできないし、実際無視も物ともしないでつっかかってきたし」

 フッと唇の片端を上げて笑う意地悪そうな顔に、カチンとしつつも、これも自分が大好きな彼の表情の一つだった。 

「今なら、あれは甘えていたんだとわかる。お前も、俺も。いがみあうことさえも、本当は楽しかった。一族を失って闇へと閉じた俺の世界に、また別の光が差し込むことが眩しすぎただけなんだ」

 穏やかな表情から、ぎゅっと瞼も口も閉じて少し苦しそうな顔に変わった。
 辛そうな顔、でもこんな顔も嫌いではなかった。

「お前が好きだ」

 俺もだ。とは口に出せなかった。
 出せばよかった。
 チャンスは一瞬しかなかったのに。
 

「だけどお前と一緒にはいられないんだ。どうしても木の葉の連中をを許すことができない。木の葉というか………イタチのことを知らずに過ごせていた自分をまだ許せないんだ。理屈では分かってる。イタチが俺のこんな状態を望んでいたのでなかったってこと。……それでも上手く整理ができないんだ」

 知ってる。だからあんなことしたんだ。

「安心しろ。もう死のうなんて思わねえよ。俺が死んだらお前死んじゃうんだろ?」

 当たり前だってばよ。と胸張って答えると彼は呆れたように笑った。

「そこは目一杯頷くなよ。笑えよ。…………いや、そうじゃなくて、もう少し生きてお前が火影になるのを見るのも悪くないと思ったんだよ」

 そう言って再び穏やかな笑顔を浮かべた彼に、俺は目頭が熱くなって雫をこみあげてくるのを耐えられなかった。 

「生きて……お前が火影になる日を楽しみにしている。だから…………」

 傍に居て。俺が火影になってもお前がいないと意味がないんだってばよ。

「さよならだ」

 嫌だ。

「ナルト」


 何も答えたくなかった。
 どう答えても俺のエゴでしかなかなかった。
 だから何て答えて、何て言ってサスエが別れたのかがすっぱり忘れてしまった。

 


 サスケを追いかけていた時は、とにかく時間が足りなくて、強くなりたくて前に進みたくて、時間が何倍にも早く感じて、怪我をしたりして動けなくなった時は何倍も遅く感じていた。

 お前を追わなくなってからも、時間は流れて、お前を思い出す頻度も減ったけど、その分想う時はより鮮明に思い出せるようになった。
 思い出はいずれ風化して霞んでいくものだって誰が言ったんだ?
 俺はまだお前が好きで好きで仕方ないってばよ。
 こんなことなら、女の子みたいに泣いてすがればよかった。
 最後に自分がサスケに対して泣いたのか笑ったのかすら思い出せない。

 


「ナルトォー!いい加減採寸させなさいよー!」
「げっ、サクラちゃん」
「あんたってば正式に火影任命されてから逃げてばっかりで!式典に間にあわなくなるでしょ!今日こそ来なさい!なんならここで服剥いてほしい!?」
「そ、それは勘弁だってばよ。その…それっぽい服あるからいいってばよ」
「はあ?何がそんなに嫌なのよ?任命された時はあんなに喜んでたんじゃない」
「…………」
「火影になるのが嫌なわけじゃないでしょ?」
「嫌なわけないってばよ」
「だったらなんで?」
 嫌なわけじゃない。長年の夢だ。嬉しいに決まっている。
 だけど、俺が火影になったら……本当にサスケと別れてしまう気がする。
 奴は俺が火影になるのを楽しみにしていると言った。
 それまで生きていると。だったら俺が火影になったら…………
「ナルト?」
「怖い」
「怖いの?」
サスケがいなくなるのが怖い。本当に怖い。
俺が俺でなくなってしまいそうだ。


(オチが浮かばないので終わり(><)
最愛でSNはおいしいです。ろったん情報。さすがだぜろったん。

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