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宇佐美の日常や妄想小ネタをお知らせする場所・・・・でしたが、非常に不定期更新です。サイトの更新自体は更新履歴を見た方が早いです。
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原稿やってたはずなんだが、
雲忍の漫画見てて楽しくなってきて、今更49~50巻を読み返してムラムラした。

ダンゾウを6代目火影しておき、綱手の後にナルトが7代目火影になったとする。
四色サスナル設定ではないです。

ほのぼの。途中まで。
完成したら下げる。

バイト行ってくる  三三三(;;・ω・´) 夕方勤務のバイトは好きじゃないなぁ。年下ばかりで落ち着かない。


 

 雲隠れに木の葉隠れの火影がやってくる。
 これは全く前例がないことだ。
 忍がそれぞれの影の命令で、互いの里を密かに訪ねる……もとい侵入することはあっても表向きに堂々となどまず考えらなかったことが、今は可能になった。
 それどころか、雲隠れの民も歓迎している。
 そのくらいこの若き火影のした功績は大きかった。


「来たぜー!雷影のオッちゃん!」
 格式高い雷影室をまるで親戚の家を訪ねるかのように、あっけらかんした笑顔で入ってくる火影ことうずまきナルト。
 もっとも彼からすれば、本当に親戚のような気持ちなのだろう。
 初対面時は忍びとしても青さばかりが目立ち、頭を地につけ泣き喚いていた少年は、今は自分と対等の位置で笑っている。
 凛としたその瞳からは、彼の父の面影も感じその成長ぶりに雷影は笑みを零した。
「本当に来るとはな」
「何言ってんだ、呼んだのはそっちじゃねぇか」
「お前はともかく、うちはの小僧がだ」
「だってサスケはオレの半身だもん。あと優秀な補佐がいねーとオレ仕事できねーし」
 傍らの男は表情を変えず何も答えないが、二人が並ぶ姿は不思議としっくりと馴染み、彼らの間には信頼が見てとれた。

 それでも半身と呼ばれた男がしでかしたことは、このナルトがしたことと違った意味で大きい。
 特に雲隠れの忍はよく思っていない。雷の領地内入ってからは凄まじい洗礼をうけたはずだが、衣服の乱れが一切ない所を見ると全て返り撃ちにしたようだ。
 隣に並ぶ為なら針のむしろのような扱いも望むところということか。


「んで、用件はなんだってばよ?」
「あぁ、用件は…………特にない」
「えぇ!?なんだよそれぇ!?」
「ないこともないが、取るにたらないことだ」
「でぇ――!?」
 ガクッと肩を落とすナルト。
 遠路はるばる来たのは悪いと思うが、雷影の目的は『〝火影になったナルト"が〝サスケ"を無事連れてくるかどうか』であり、ナルトというよりかつての復讐者が彼の傍らに立つ覚悟を実際に目にしたかった。
 雷影はそれで満足だった。
「ボス。そんな身も蓋もない。すいませんね火影。ちゃんと用件はありますから。兼ねてから予定していた合同演習や次回の中忍試験のことと、あとビーさんも火影に会いたいということですので」
「おー!ビーのおっちゃん!元気にしてるってば!?」
 ダルイの言葉に途端にナルトの目が輝いた。
「ええ相変わらずです」
「どこにいんの?オレちょっと行ってくる。あ、演習のことはここに居るサスケとシカマルに聞いてくれってばよ。じゃっ」
「「待てオイ」」
 くるりと踵を返して走りだそうとした火影のマントを、両側の側近が同時に掴んでズルズルと引き戻した。

「アホ影!テメーがいなくてどうする」
「じっとしてるの苦手なんだってばよ。あ、じゃあ影分身するから」
「本体が遊びに行く気満々じゃねーか!許すかドベッ!」
 印を組もうとした火影の指をサスケはパンッと勢いよく払った。
「雷影様、この若造に五影のなんたるかと教えてやってください。オレらはその為に来たんで」
 そんな彼らのやりとりに、雷影だけでなく周囲もプッと吹き出した。

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