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宇佐美の日常や妄想小ネタをお知らせする場所・・・・でしたが、非常に不定期更新です。サイトの更新自体は更新履歴を見た方が早いです。
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ジャンバンで流れた映画のCM見て・・・・
とても今さら、今?なぜかフガクさんとミナトの話を書きたくなってきた。
(別にフガクさんは出てませんでしたが)


いろいろねつ造してます。
フガミコ、ミナクシが同じアカデミー出身。
フガクとミナトとミコトが幼馴染。
フガクとミコトは幼少期から、親同士が決めた許婚。

16~18歳ぐらいでほのぼの友情話。
フガクさんはサスケみたいな感じで。


え?原稿?(´∀`) ええと・・・・日曜バイト後一人原稿合宿(ファミレスで書く)します。
家だと甘えが出て進まないようだ・・・・あと家人が邪魔だ。




河原にて、ミナトは一人で修行していた。
「巳、未、申、亥、午、寅…………!!」
印を組み、チャクラを練り上げ、口から一気に身の丈を超える巨大な火の球を吐き出す、火遁・豪火球の術。
生まれ持った性質ではないのに、ここまでの完成度が高いそれを発動させることできれば大抵の人間はすごいと驚き称賛するだろうが、ミナトは満足していなかった。

「やっぱり、本属性じゃないと球の大きさにムラがあるなあ……」
あと集中しないと唇を切る。
とひりつく唇をミナトはこすった。
風属性がメインのミナト、先日尾獣の攻撃をヒントに形式変化だけを極めた螺旋丸を開発し、それに性質変化を加えようと頑張っているが、上手くいかない。
同じ球の塊ということで、豪火球を発動して違う方向から発展できないかと思ったが……。

「火と風は相性がいいから、誰かと合わせ技はできそうだなあ……。もしくは自分が影分身して合わせるとか」
問題はそのタイミングが合わせれるかどうか。
炎が加わった時点で爆発して自分も無事ですまない可能性が高い。
避雷針の術を使って………いや難しいな。
そもそも螺旋丸発動も一瞬、いや一瞬より早くできなければ非常に使い物にならない。
「まだまだ修行がたりないなあ……」
土手の草むらに大の字で転がり、フゥとため息をつくミナト。

天才忍者ともてはやされている彼だが、彼の目指すレベルは高かった。

「よし、ちょっと休憩」
ニッと笑みを浮かべると、ミナトは避雷針の術である場所に飛んだ。




「現当主様もすばらしいが、フガク様もまだ若いのにたいしたものだと……」
「いえ、私など父にはまだまだ及びません」
「そういえば近々婚姻されると………確か分家の」
「ハイ。ただ日時も未定で良日を選んでいます」
「身は早めに固められた方がよいですよ。雲隠れに不穏な動きがあるとか………今後何が起きるかわかりませんからな」
「肝に銘じておきます。すいませんが、これから任務の打ち合わせがあるので…………」
「おお、それはすまんかった。ではわしはこれで」
 フガクは親戚に一礼すると、小走りでうちは居住区の出入り門をくぐり、領地内から出た。
 街には向かわず壁に沿って、木陰に移動すると、ぺっと唾を吐いた。

「あの狸め………」
 元当主である実父は優れた人物であるが、このところ容体がよくない。
 その為後継者であるフガクが当主になる早まるかもしれない。
 そのことは別にいい。不安や怯えもあるが、当主の器であるのは自分だと自負している。
 里の同年代と比べても1人を除いて自分に敵う者はいない。
 だが一族の中で、我が次期当主と名乗り上げるもの、それを担ぐもの、フガクに取り入ろうとするもの、本家と分家でごたごたしていた。
 不穏な動きはむしろ身内の方だ。
 フガクはそんな環境に辟易していた。


「あ、ガックン。ここにいたんだ。ちょうどよかったぁ」
「うわあああっ!!」
 突然隣に出現したミナトに肩を叩かれて、フガクは思わず悲鳴を上げて体をよろめかせた。
「お、おまえ!突然現れて声かけんな!--ってかこんなとこに飛雷針術式はっとくなよ!」
「えーだってここガックンち行く時便利なんだもん。ホントはガックンちの庭に行きたいんだけどね。さすがに怒られるかなって」
「当たり前だ!大体ここだって…………。いや、もういい。用件はなんだ」
「えっとねー、一緒に修行しない?」
「しねーよ」
「なんで?」
「俺は忙しいんだ」
「えー、ガックンいつもそれじゃない。そんなんじゃミコトちゃんに愛想つかされちゃうぞ。あ、もしかしてミコトちゃんとこれからデートだったり?」
「……………………お前には関係ない。あとガックンと呼ぶな」
「誰もいないからいいじゃない。あ、じゃあ場所変えようね」
ミナトはニッコリ笑いながらフガクの両腕を掴むと飛雷針の術を発動させて元いた河原の土手に移動した。 
フガクの悲鳴は、空に吸い込まれ、足は柔らかい草むらを踏んでいた。
「心臓に悪いから止めろって言ってんだろ」
「でも便利でしょ」
ニコニコと笑いながらちょこんとその場に座ったミナトにフガクはハァと息を吐いて、同じように隣に座った。
「ミコトとは会ってない。長いこと」
「なんで?好きなら会えばいいじゃない。オレはクシナと会えないと辛くて泣いちゃうよ」
「会ったら結婚することになる」
「え、えと……」
「親父が永くないかもしれん。いざとなれば俺が後を継ぐ。ゴタゴタしてる中でミコトと会えば、親が生きてるうちにと結婚が早まるかもしれん」
「それはガックン嫌なの?でもミコトちゃんのこと大好きだよね」
「………………親同士が決めたことだ。オレもミコトも若すぎる」
「オレは早くクシナと結婚したいけど」
「テメーのことは聞いてねぇよ。ミコトだってまだ早いと思ってるだろ。それにアイツはオレじゃなくても」
「えええ~~~ガックンらしくないなあ。アカデミーの時、オレに向かってミコトはオレのもんだ!だからテメーを倒す!!ていうガックンはどこいったの?」
「忘れろ」
フガクは真っ赤な顔を見られまいと膝に埋めた。
「ミコトちゃんに直接結婚が早まってもいいか?て聞けばいいじゃない。プロポーズはもうしてるんでしょ?」
「してるわけねーだろ!!」
「あれ?でもクシナから聞いた話だと」
不思議そうな顔で首を傾げるミナトの口から何度も出るクシナの名前に、想い人に会えないでいるフガクは苛ついた
「あんな凶暴ハバネロ女の言うことなんざあてになるか。お前は天才のくせに女の趣味だけは悪いよな。ミコトもクシナとつるむ前はもっと大人しかったのに悪影響だ」
ハンッと鼻で笑うと、ヌッと背後に人が立つ気配および影さし、パキッと体の関節が鳴る音がした。
「誰が、凶暴で悪影響だってばね~」
「!!!!!?」
「あ、お昼食べる約束してたんだった」
「ミナト、テメーわざとだろ」
ガッとフガクがミナトの胸ぐらを掴んだが、その手首をガシリとクシナが掴んだ。
「ちょっと表出ろってばね」
「クシナ、ここは表だよ。あ、ミコトちゃんこんにちわ」
「!!!!?」
「こんにちわ」
フガクが声がした方を見ると、ミコトがたっていた
「フガク君、なんだか顔合わせるの久しぶりだね」
「そ、そうだな」
2人の間に沈黙が流れる。
それ破ったのはミナトだった。
「ねー、クシナから聞いたけどミコトちゃん、ガックンにプロポーズされたんだって?」
「え、あ、あの……」
「ミナト!!」
「そう…だったらいいなってセリフだけで、プロポーズじゃないよ」
「!!!!!?」
「なんでアンタが驚いてんのよ、言った本人が」
「い、いやその」
「なんて言われたの?」
「あ、あのね…、忍の死に際を迎える時の行動の話でね」
「うわ、ディープ」
「えと違うの、忍の覚悟の話であって、それが終わってね。でもできることなら私の顔見て一緒に死にたいって」
キャー と嬉しそうな声上げて赤い顔を隠すミコトに、同じく赤い顔で震えているフガク。
え?それプロポーズなの?
とミナトもクシナも思ったが2人の反応にツッコむことができなかった。

「今でもそれは思ってる。オレは生死をお前と共にできたらいいと」
重っ!!
「私も」
それでいいんだ!!?


数ヶ月後、フガクとミコトは正式な婚約者となりました。

フガクはミナトに「初めてお前の先を行くな」と不敵な笑みを浮かべ、それを見て腹を立てたクシナはフガクと決闘したのはまた別の話である。
「私が勝ったら子供の名付け親を頂くってばね!!」
「バッ、気が早すぎんだろ ウスラトンカチ!!」
「勝って変な名前つけてやるってばね!!」


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